画賊に色々訊いてみました。
突然ですが、画賊のお頭、玉野大介さんに色々と訊いてみました。
Q: 画賊結成の切欠はなんでしたか?
A: 昨年のunsealでの忘年会の夜、僕、(玉野)とマギー氏の酩酊した頭に浮かんだ企画です。
さすがに酔っ払っていても二人では心もとないという英断によって、加藤遼子を引き入れることを画策しました。
Q: 画賊とはどういう集団なのですか?
A: 画賊とはコスプレして写真を撮ろうという企画に全く誰も異をとなえなかったコスプレ好きの集団です。
Q: 画賊はかなり海賊よりだと思うのですがどうでしょう?
A: 最近、アニメの「ワンピース」にはまってます。
Q: 眼帯をしていたら、絵が描きづらくないですか?
A: 質問の意味がわかりません。
Q: 画賊に野望はありますか?
A: 伝説を残すことです。
Q: 画賊の今後の活動予定は?
A: 次号を発行することと、コスプレです。
Q: 画賊にはどうやったら入れますか?
A: 画賊のメンバーの個性が独特なので入りづらいらしいです。
Q: 玉野さんの星占いはいつまで有効なのですか?
A: 星占いは当たりません
画賊とは、
激凸展に参加している異色のアート・ユニット
http://gekitotsut.exblog.jp/14301711/
気になられている方も多いのではないでしょうか!?
激凸展の中でも彼らによる壁面は異彩を放っております。
続いて、画賊の副長の作家、マギーさんへの質問。
Q: 画賊結成の切欠はなんでしたか?
A: 玉野さんが「本をつくりたい」と言ってたので「じゃあつくったらいいじゃないですか」といいました。ずいぶん高くつきそうなしっかりした本を構想してたので「雑誌がいいですよ。」と続けたら巻き込まれた。
Q: 画賊とはどういう集団なのですか?
A: 画賊は雑誌。コスプレ好きではない。
Q: 眼帯をしていたら、絵が描きづらくないですか?
A: でもかっこいい。視差がないからむしろ描きやすい。
Q: 画賊の今後の活動予定は?
A: 次号の発行(10号続けないと連載が完結しない。)コスプレのことは聞いてない。
Q: マギーさんの描く植物には意思があるのですか?
A: えーと、今回画賊のために描いたのはサンゴがモチーフです。サンゴは動物だけど植物的なフォルム、でもさわってみたら鉱物みたいでもある。
分類してるこっち側がまちがってるんじゃないかみたいなわけのわかんなさがサンゴに特別な雰囲気を与えてますよね。生き物として描いたので意志はあるんじゃないですか。
「植物のようでいて人体のようでいてサンゴ」っていうのは動脈系だけをとりだした人体解剖図から着想を得ました。(画像)大動脈を幹に動脈や神経が枝葉のごとく生えてるようにみえます。
人体から腸管を引き抜いて裏返しにしたら植物のからだがあらわれる、という解剖学者の話も聞いたことがあります。臓器の内壁に毛細血管や神経がうっそうと生い茂っているような図をみたことがあるでしょう。
最前線の生物学とはあまり関係ないかもしれませんが、生き物の様々な形態のあいだに、種別や時間を越えてすがたをあらわす面影や原形を発見したゲーテやラマルクやヘッケルといった18、19世紀の博物学者や三木成夫のような解剖学者の言葉やスケッチはたいへん詩的でべンキョーになっております。
さすが鬼の副長、切れ味があります。画賊の中で早くも内乱か!?
画賊は雑誌を制作するために結成されたユニットだったのですね。
その創刊号が激凸展で購入出来ます!
しかも、
画賊による小冊子 「画賊」創刊号 500yen
春草絵未さんの小冊子「ひとひら日誌」 500yen
の両方をお買い上げの方にもれなくもらえる画賊メンバー+春草さんが
世界方々から集めた宝がぎっしり詰まった画賊箱がまた凄い!
激凸展がはじまり時間が経っているので、現在の中身がどうなっているか不明ですが、
気になる方はお急ぎを!
続いて画賊の華とも言うべき女子チームへの質問。
加藤遼子さんへの質問
Q: 加藤さんの描く舟に目がついているのはなぜですか?
A: 舟が本当に向かうべき場所を目指すようにというおまじないで描いています。
中田いくみさんへの質問
Q: 中田さんの描く子供は大人になりたくないのでしょうか?
A: あれは「自分がやがて大人になる」という発想が欠如した者たちなので、たぶん大人になりたくはないのだと思います。ただ、「大人」らしいことには憧れに似た感情を抱いています。
マッチで火をつける、夜の9時になっても眠らない、など。
吉田和夏さんへの質問
Q: 吉田さんの作品から科学、地質学などへの興味が伝わってきますが、実際に実験や発掘などをされているのですか?
A: 私がしている実験や採掘は全然科学的ではないのですが、似て非なるものの世界でやっていると思います。
・A液とB液を同じ量づつ混ぜて透明で硬いもの(合成樹脂)をつくる。
・(発掘は)いつ買ったか分からない便箋を部屋の引き出しから見つけたり、リサイクルショップで三角形や土星が書いてある安価なコップを手にいれたりする。
気になる実験は、マヨネーズで真珠をつくる方法透明な生卵をつくる方法人造いくらを造る方法(なぜか卵関係ばかり)です。
皆さん、それぞれ素敵で謎で硬派な賊ぶりを発揮しています。
画賊の面々に対する皆様からのご質問があれば、コメント欄へお気軽にどうぞ!
また機会がありましたら、質問シリーズをお送りしたいと思います。
Q: 画賊結成の切欠はなんでしたか?
A: 昨年のunsealでの忘年会の夜、僕、(玉野)とマギー氏の酩酊した頭に浮かんだ企画です。
さすがに酔っ払っていても二人では心もとないという英断によって、加藤遼子を引き入れることを画策しました。
Q: 画賊とはどういう集団なのですか?
A: 画賊とはコスプレして写真を撮ろうという企画に全く誰も異をとなえなかったコスプレ好きの集団です。
Q: 画賊はかなり海賊よりだと思うのですがどうでしょう?
A: 最近、アニメの「ワンピース」にはまってます。
Q: 眼帯をしていたら、絵が描きづらくないですか?
A: 質問の意味がわかりません。
Q: 画賊に野望はありますか?
A: 伝説を残すことです。
Q: 画賊の今後の活動予定は?
A: 次号を発行することと、コスプレです。
Q: 画賊にはどうやったら入れますか?
A: 画賊のメンバーの個性が独特なので入りづらいらしいです。
Q: 玉野さんの星占いはいつまで有効なのですか?
A: 星占いは当たりません
画賊とは、
激凸展に参加している異色のアート・ユニット
http://gekitotsut.exblog.jp/14301711/
気になられている方も多いのではないでしょうか!?
激凸展の中でも彼らによる壁面は異彩を放っております。
続いて、画賊の副長の作家、マギーさんへの質問。
Q: 画賊結成の切欠はなんでしたか?
A: 玉野さんが「本をつくりたい」と言ってたので「じゃあつくったらいいじゃないですか」といいました。ずいぶん高くつきそうなしっかりした本を構想してたので「雑誌がいいですよ。」と続けたら巻き込まれた。
Q: 画賊とはどういう集団なのですか?
A: 画賊は雑誌。コスプレ好きではない。
Q: 眼帯をしていたら、絵が描きづらくないですか?
A: でもかっこいい。視差がないからむしろ描きやすい。
Q: 画賊の今後の活動予定は?
A: 次号の発行(10号続けないと連載が完結しない。)コスプレのことは聞いてない。
Q: マギーさんの描く植物には意思があるのですか?
A: えーと、今回画賊のために描いたのはサンゴがモチーフです。サンゴは動物だけど植物的なフォルム、でもさわってみたら鉱物みたいでもある。
分類してるこっち側がまちがってるんじゃないかみたいなわけのわかんなさがサンゴに特別な雰囲気を与えてますよね。生き物として描いたので意志はあるんじゃないですか。
「植物のようでいて人体のようでいてサンゴ」っていうのは動脈系だけをとりだした人体解剖図から着想を得ました。(画像)大動脈を幹に動脈や神経が枝葉のごとく生えてるようにみえます。
人体から腸管を引き抜いて裏返しにしたら植物のからだがあらわれる、という解剖学者の話も聞いたことがあります。臓器の内壁に毛細血管や神経がうっそうと生い茂っているような図をみたことがあるでしょう。
最前線の生物学とはあまり関係ないかもしれませんが、生き物の様々な形態のあいだに、種別や時間を越えてすがたをあらわす面影や原形を発見したゲーテやラマルクやヘッケルといった18、19世紀の博物学者や三木成夫のような解剖学者の言葉やスケッチはたいへん詩的でべンキョーになっております。
さすが鬼の副長、切れ味があります。画賊の中で早くも内乱か!?
画賊は雑誌を制作するために結成されたユニットだったのですね。
その創刊号が激凸展で購入出来ます!
しかも、
画賊による小冊子 「画賊」創刊号 500yen
春草絵未さんの小冊子「ひとひら日誌」 500yen
の両方をお買い上げの方にもれなくもらえる画賊メンバー+春草さんが
世界方々から集めた宝がぎっしり詰まった画賊箱がまた凄い!
激凸展がはじまり時間が経っているので、現在の中身がどうなっているか不明ですが、
気になる方はお急ぎを!
続いて画賊の華とも言うべき女子チームへの質問。
加藤遼子さんへの質問
Q: 加藤さんの描く舟に目がついているのはなぜですか?
A: 舟が本当に向かうべき場所を目指すようにというおまじないで描いています。
中田いくみさんへの質問
Q: 中田さんの描く子供は大人になりたくないのでしょうか?
A: あれは「自分がやがて大人になる」という発想が欠如した者たちなので、たぶん大人になりたくはないのだと思います。ただ、「大人」らしいことには憧れに似た感情を抱いています。
マッチで火をつける、夜の9時になっても眠らない、など。
吉田和夏さんへの質問
Q: 吉田さんの作品から科学、地質学などへの興味が伝わってきますが、実際に実験や発掘などをされているのですか?
A: 私がしている実験や採掘は全然科学的ではないのですが、似て非なるものの世界でやっていると思います。
・A液とB液を同じ量づつ混ぜて透明で硬いもの(合成樹脂)をつくる。
・(発掘は)いつ買ったか分からない便箋を部屋の引き出しから見つけたり、リサイクルショップで三角形や土星が書いてある安価なコップを手にいれたりする。
気になる実験は、マヨネーズで真珠をつくる方法透明な生卵をつくる方法人造いくらを造る方法(なぜか卵関係ばかり)です。
皆さん、それぞれ素敵で謎で硬派な賊ぶりを発揮しています。
画賊の面々に対する皆様からのご質問があれば、コメント欄へお気軽にどうぞ!
また機会がありましたら、質問シリーズをお送りしたいと思います。
by gekitotsuten
| 2011-03-24 08:55
| 作家への質問
2011年3月12日~4月9日unseal contemporary(東京日本橋)で開催されるグループ展「激凸展」公式ブログ
by gekitotsuten
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